インドアサイクリングといえば、誰もが最初に思い浮かべるのが「Zwift(ズイフト)」ですよね。
しかし、Zwiftは現在(2026年6月時点)、月額2,400円。
お小遣い制のパパサイクリストにとっては、年間約3万円の固定費は決して無視できない金額です。
「室内で効率よくトレーニングして強くなりたいけれど、毎月の固定費は抑えたい……」
そんな方におすすめしたいのが、私が毎夜の相棒として使い倒し、見事に富士ヒルブロンズ(87分6秒)をもぎ取った無料のバーチャルサイクリングアプリ
「MyWhoosh(マイウーッシュ)」
です。
今回は、元自転車店店員としての視点、そして実際にMyWhooshだけで結果を出した現役パパサイクリストの本音として、絶対王者Zwiftとのリアルな比較インプレッションをお届けします!
1. なぜZwiftではなく、完全無料の「MyWhoosh」を選んだのか?
私がインドアトレーニングを始めた最初の動機は「ダイエット」でした。 まずは「続けられるかどうか」が何よりの鍵だったため、最初から毎月2,400円を支払い続けるのはハードルが高かったのです。
そんな時に知ったのがMyWhooshでした。
「無料のアプリなんて、すぐサ終(サービス終了)するんじゃ……」
と不安になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
このアプリは、あの最強ロードレーサー・タデイ・ポガチャルが所属する「チームUAEエミレーツ」のスポンサーとしても有名です。
圧倒的な資金力を背景に開発されているため、広告まみれになることもなく、完全無料で提供されているのです。
正直、このアプリの存在を知ったからこそ、私はスマートトレーナーの購入に踏み切ることができました。

2. 「無料だけど本当に大丈夫?」使い込んで分かったリアルな機能と仕様
「無料アプリはバグが多かったり、機能が少なかったりするのでは?」
という疑問に、15ヶ月以上使い倒した私が本音で答えます。
① 英語表示だけど問題なし!
2026年現在、MyWhooshの画面は日本語対応しておらず、基本は英語表示です。
「英語は苦手だから無理かも……」
と思うかもしれませんが、私は特別英語に詳しいわけではありません。
しかし、ペアリング、メニュー選択、スタートといった基本的な操作を行うだけなら直感的に理解できるデザインになっており、難しい英語は一切ありません。
② Bluetoothで一発自動接続
スマホやパソコンのBluetoothをオンにしてアプリを起動すれば、スマートトレーナーや心拍計などの各種センサー類は自動でサクッと検索・ペアリングされます。
このあたりの快適性はZwiftと何ら変わりません。
③ ワークアウトメニューが超充実(カスタムも可能!)
ここが最も驚いたポイントですが、MyWhoosh側が用意している標準のワークアウトメニューだけで、低強度(リカバリー)から中強度(SST)、高強度(VO2MAX)まで完璧に網羅されています。
さらに、無料で最大10個まで「カスタムワークアウト」を作成可能です。
これにより、Zwiftで大人気の定番メニューである「SST (Short)」や「THE GORBY」といったメニューも、自分でそっくりそのまま再現してトレーニングすることができます。
たまに細かいグラフィックのバグに遭遇することはありますが、ワークアウトの計測や負荷連動に支障をきたしたことは一度もありません。
何より、私がこのアプリの練習だけで富士ヒルブロンズを達成できたことが、そのクオリティとトレーニング効果の最高の証明です。
3. 【端末検証】気になるグラフィックの綺麗さと「動作の重さ」について
MyWhooshは「世界観が超リアルでグラフィックが綺麗すぎる反面、スマホの要求スペックが高くて動かない」という噂をよく耳にします。
そこで、私が実際に使用した端末でのリアルな挙動を公開します。
| 使用デバイス | 動作の快適さ | ワークアウト中の挙動 |
|---|---|---|
| iPhone 12 Pro (少し前のハイエンド) | サクサク快適 | 途切れることなく非常にスムーズ |
| AQUOS sense10 (最新ミドルスペック) | メニュー操作時に若干のもたつきあり | ワークアウトが始まってしまえば不都合なく完遂可能 |
| 第12世代Core i7搭載ノートPC (グラボなし) | 問題なく動作 | 画面フリーズなどもなく実用レベル |
ハイエンドなiPhoneからミドルスペックのAndroid(AQUOS sense10)に機種変更した際、スペック的にはダウンしたため、メニュー画面などの操作時に若干の「もたつき」を感じることはあります。
しかし、一度ワークアウトの走行画面に入ってしまえば、途中でアプリが落ちたり動かなくなったりする不都合は一切起きていません。
超ハイスペックなゲーミングPCがなくても、一般的なミドルスペック以上のスマホや普段使いのノートPCがあれば、十分問題なく使用可能です。
4. あえて言うなら、ここがZwiftに負けている…
無料としては完璧すぎるMyWhooshですが、月額2,400円の絶対王者Zwiftにどうしても勝てないポイントが1つだけあります。 それは、
「コミュニティの大きさと賑やかさ(人の多さ)」
です。
Zwiftは世界中のサイクリストが常時何万人と走っているため、いつログインしても周りにたくさんのアバターが走っていますし、ユーザー主催のレース、イベント、グループライドが24時間ひっきりなしに開催されています。
一方のMyWhooshも公式のレースやイベントは開催されていますが、いかんせん走っている日本人ユーザーの数がまだ少なく、コミュニティとしての賑わいには欠けます。
そのため、「みんなでワイワイ走るグループライドを楽しみたい」「毎晩誰かとレースで競い合いたい」というシチュエーションにおいては、圧倒的にZwiftに軍配が上がります。
5. 【結論】MyWhooshで富士ヒルブロンズは、余裕で獲れる!
しかし、私のように仕事や育児(子どもの寝かしつけなど)で時間にシビアな制限があるパパサイクリストの視点に立つと、見え方がガラリと変わります。
平日の夜、限られた1時間〜1時間半の時間枠の中で、効率よくメニューをこなそうとすれば、そもそもZwiftのイベントやグループライドの時間割に自分の生活を合わせること自体が難しいのです。
結局のところ、やることは「一人で黙々とターゲットワットを踏み続けるソロのワークアウト」になります。
であれば、MyWhooshで十分、というかMyWhooshが最適解です。
周りに人がいなかろうが、アプリが英語表示だろうが、目の前の画面に表示されるSSTやVO2MAXの指定ワット数を愚直に踏み続ける。
そのトレーニング効果においては、有料のZwiftと1Wの差もありません。
月額2,400円(年間28,800円)を完全に浮かせつつ、全く同じ質の高強度トレーニングができる。
浮いたお金をタイヤやワイヤー、プロのフィッティング代に回した方が、パパサイクリストとしては遥かに賢い投資だと思いませんか?
6. まとめ:元店員がズバリ診断!あなたはどっちを選ぶべき?
最後に、あなたがどちらのアプリを選ぶべきか、タイプ別に一発でわかる総評をまとめました。
- MyWhooshがおすすめな人(私はこっち!)
- お小遣いの固定費(月2,400円)を限界まで削りたいパパサイクリスト
- 時間の制約があり、基本は夜間にソロでワークアウト(メニュー)をこなすのがメインの人
- 浮いたお金を実走用のタイヤや機材、フィッティングなどに賢く投資したいコスパ重視の人
- お金を払ってでもZwiftにすべき人
- ワークアウト単体だけでなく、バーチャル空間のレースやイベントに積極的に参加して、誰かとリアルタイムで競い合いたい人
- 世界中のサイクリストと繋がったり、コミュニティ(SNS連携)の賑やかさをモチベーションにしたい人
- 100%完璧な日本語環境と、バグのない安定性を最優先したい人
インドアは機材やアプリにお金をかけることだけが正解ではありません。
賢くコストを削り、その分熱い情熱を持ってペダルを踏み込めば、無料アプリからでも富士ヒルのブロンズ・シルバーへの道は確かに繋がっています。
固定費0円の最強インドアワークアウト、あなたもMyWhooshで始めてみませんか?


