
ロードバイクのカスタムで最も体感しやすく、誰もが憧れるのが「ホイールのアップグレード」ですよね。
しかし、シマノやフルクラム、カンパニョーロなどの有名ブランド品を買おうとすると、アルミモデルであっても4万〜7万円ほどかかってしまうのが現実です。
「もっと安く、手軽に軽量ホイールを試してみたい……」
「でも、アリエク(AliExpress)で買える格安ホイールって本当に使えるの?」
そんな疑問を解決するため、今回はアリエクで買える格安アルミホイール「ZTTO R1S」を実際に購入し、実測データや100km実走して分かったリアルな本音をインプレしていきます!

1. 1万円台で実測1,654g!アリエクで話題の「ZTTO R1S」基本スペック
まずは気になる価格とスペックからご紹介します。
私自身はセールや割引クーポンをフル活用し、なんと約14,000円という衝撃的な価格で購入しました(※2026年8月現在の通常価格は2万円台前半となっています)。
届いてすぐに測定した実測スペックがこちらです。
- 重量: 前後セットで実測 1,654g(リムテープ込み)※公称値は1,644g
- リムハイト: 30mm(扱いやすいセミディープ)
- リム幅: 内幅18.9mm / 外幅22.5mm
- ブレーキ規格: センターロック ディスクブレーキ
- 対応タイヤ: クリンチャー / チューブレスレディ(購入時点でリムテープ装着済み)
最新ETRTO規格にフィットする「内幅18.9mm」
注目したいのはリム内幅が18.9mm(約19mm)ある点です。
最近主流のワイドタイヤ(25C〜28C)を履かせた際、タイヤの公称幅と実際の太さにズレが生じにくく、最新のETRTO規格にしっかりマッチする現代的な設計になっています。
また、届いた時点でチューブレス用のリムテープがきれいに巻かれていたため、購入後すぐにタイヤを組み付けられる点も高ポイントでした。
2. 実走100kmインプレ!走りのフィーリングと構造の強み
この「ZTTO R1S」を愛機のSUNPEED ASTROに装着し、約100kmほど実走テストを行いました。
走りの変化:元が1,700g級だと激変はしないが「十分な実用性」
正直な本音をお伝えすると、元々ASTROについていた純正ホイール(約1,700g)からの乗り換えだったため、「踏んだ瞬間に世界が変わる!」というほどの劇的な軽さは感じられませんでした。
しかし、1,650g台の軽量さもあって登りや発進時も重さを感じることはなく、普段使いやロングライドにおいてストレスなくしっかり走ってくれます。
ハブ性能と「爆音」ラチェット音
ハブの回転に関しては、安物ホイールにありがちな「ゴリ感」は一切なく、手で回しても非常にスムーズに回転します。
そして、好みが分かれるポイントとして「ラチェット音の大きさ」があります。
ペダリングを止めて惰性走行(フリー)に入ると、「ジャーッ!」というかなり存在感のある大きめのラチェット音が響き渡ります。
静かなホイールを好む人には向きませんが、歩行者や他のサイクリストに自分が近づいていることを知らせるアピールとしては非常に優秀です。
1万円台で「ストレートプル」×「ブレードスポーク」を採用
コストパフォーマンスの面で最も驚かされたのが、スポークの構造です。
一般的な格安ホイールは首折れスポーク(Jベンド)が使われがちですが、ZTTO R1Sは「ストレートプル仕様」を採用しています。
- ストレートプル: スポークの首折れが発生しにくいため耐久性が高く、高いテンションでホイールを組める
- ブレードスポーク(きしめん状): きしめん状のエアロ形状で空気抵抗を削減
この価格帯でエアロ効果と耐久性を兼ね備えた構造を採用しているのは、まさにアリエク系パーツならではの強みだと感じました。
3. 安さの裏側?購入前に知っておくべき「仕上げのリアル」
「安くて軽くてストレートプルなら最強じゃないか!」と思いたいところですが、購入前に必ず知っておくべき「中華クオリティのリアル」も隠さずお伝えします。
出荷時の振れは問題なし
ホイール交換時に最も心配な「リムの振れ」についてですが、箱から出してチェックした段階で大きな振れはなく、そのまま車体にセットして快適に走ることができました。
出荷前に一定の振れ取り調整は行われている印象です。
リムテープの下にあった「削り痕」

気になったのは、後日リムテープを剥がして内部を確認したときです。
リム内側の金属面に、何箇所かバリを削ったような目立つ削り痕(研磨痕)が残っていました。
走行やタイヤ装着などの機能面には一切支障はありませんが、シマノや大手ブランド品のような「見えない部分まで完璧に美しい仕上げ」を期待していると、少しガッカリするかもしれません。
なお、リムに貼られているブランドロゴはただのステッカーなので、気に入らなければ簡単に剥がして「シンプルな無地ブラックホイール」としてカスタマイズできるのは嬉しい仕様です。

4. 結論:どんな人に向いている?5〜6万円の中華カーボンとの比較も解説
アリエクの格安アルミホイール「ZTTO R1S」の評価をまとめます。
💡 こんな人には間違いなく「買い(高コスパ)」!
- 完成車のホイールが2,000g超(鉄下駄)の人:3万円以下で約300g〜400gの劇的な軽量化が可能!
- 日常使いや練習用として傷を気にせず使い倒したい人:ストレートプル仕様で耐久性が高く、ガンガン走れる
- 爆音ラチェット音やエアロスポークの見た目が好きな人
⚠️ こんな人には向かないかも
- 大手ブランド品のような完璧な研磨・ビルドクオリティを求める人
- 静かなフリー音(ラチェット音)を好む人
💡 もう少し予算を我慢できるなら「5〜6万円の中華カーボン」も選択肢!
もし「今すぐ買いたいわけではなく、もう少し予算を貯める余裕がある」という場合は、一旦購入を我慢して5〜6万円台の中華カーボンホイール(Elite Wheelsなど)を狙うのも非常に賢い選択です。
アリエクでは5〜6万円出せば、重量1,300g〜1,400g台の本格的なディープリムカーボンホイールが手に入ります。
- 1〜2万円台で今すぐ安く抑えたい・普段履き用に使い倒したい:ZTTO R1S
- もう少しお金を貯めて、圧倒的な軽量化とエアロ効果を手に入れたい:5〜6万円の中華カーボンホイール
ご自身の予算状況や「いつまでに欲しいか」に合わせて選ぶのが、最も後悔しないホイール選びになります!
私自身、このZTTO R1Sの耐久性とコストパフォーマンスには非常に満足しており、今後は新しく組む予定のメインフレーム(CARRERA SL1)に移植して、普段履き・練習用の頼れる足回りとして活躍してもらう予定です!


