105の半額!?12速油圧コンポ「L-TWOO RX」を1年使ったリアルな評判とインプレ(ヤビツ峠実走レビュー)

105の約半額!? アリエク12速コンポ「L-TWOO RX」1年使用本音インプレ レビュー

「ロードバイクを12速化したいけれど、シマノ105(R7100)は高すぎて手が出ない……」

「愛用のリムブレーキ車を12速化したいのに、大手ブランドは油圧ディスクばかりで選択肢がない……」

「アリエク(AliExpress)で買える中華コンポ『L-TWOO(エルトゥー)』って、実際使えるの?安全面や耐久性は大丈夫?」

近年、シマノなどの大手ブランドがロード用12速コンポを「油圧ディスクブレーキ専用」へシフトし、グループセット価格も高騰を続ける中で、驚異的な低価格で12速化を果たせる「L-TWOO RX」が大きな話題を呼んでいます。

今回は、完成車(SUNPEED ASTRO)に付いていたシマノ・SORA(9速)から自身で「L-TWOO RX」へと載せ替え、約1年間(ヤビツ峠などの実走行を含む)じっくり使い込んできた私自身の実体験をベースに、その実用性や変速・ブレーキ性能、DIY組み付けのリアルまで本音でレビューします!

この記事を書いた人
この記事を書いた人
ジョニー

元自転車店店員×パパサイクリスト。
総額15万の格安機材で再開、完全無料アプリMyWhoosh(月500km)で富士ヒルブロンズ(87分6秒)を掴み取ったロジックを全公開。自転車店勤務経験有りの機材知識と、時間のない大人のための超効率トレーニング論を発信中。

noteでトレーニング記録発信中。

ジョニーをフォローする

1. 【総額約3.4万円】シマノ105の半額以下!しかも「貴重なワイヤー引き12速」も選べるL-TWOO RX

まず、サイクリストにとって最も気になる「導入コスト(価格)」と「ラインナップの強み」からお伝えします。

今回、私がアリエクで購入・導入した「L-TWOO RX」周りのパーツ構成と実際の購入費用は以下の通りです。

  • L-TWOO RX レバー / FD(フロントディレイラー) / RD(リアディレイラー)セット: 約19,000円(セール時クーポン適用)
  • SENICX PR3 クランク:
  • ZTTO 軽量スプロケット(12速)& ZTTO チェーン:
  • シフト・ブレーキケーブル類:
    • 上記周りパーツ合計: 約15,000円
  • ⚡ 導入総額: 約34,000円

アリエクでシマノ105(R7100)の油圧グループセットを格安購入しようとしても約66,000円前後かかります。

つまり、L-TWOO RXを中心としたアセンブルなら、シマノ105の約半額という破格のコストで12速化が完結します。

💡 メジャーブランドにはない激レア仕様!「ワイヤー引き(リムブレーキ)12速」の存在

そして、L-TWOO RXの隠れた最大の強みが「ワイヤー引き(機械式ブレーキ)仕様の12速レバー」が存在することです。

現在、シマノやスラムなどのメジャーブランドでは、12速コンポの多くが「油圧ディスクブレーキ専用」となっており、機械式ブレーキ(リムブレーキや機械式ディスク)で引ける12速の選択肢はほぼ皆無と言っていい状況です。

しかし、L-TWOO RXなら「油圧ディスクブレーキ仕様」だけでなく「ワイヤー引きブレーキ仕様」も選ぶことができます。

「お気に入りのリムブレーキフレームをそのまま生かして12速化したい」

「機械式ディスクブレーキの車体を低予算で12速化したい」

というサイクリストにとって、まさに救世主と言える唯一無二の存在です。

2. 車に例えると「CVTとAT」?変速性能と独自の操作感を本音レビュー

「安さは分かったけれど、実際の変速性能はどうなの?」という点が一番の疑問かと思います。

結論から言うと、

「シマノほどの極上なスムーズさはないものの、ヤビツ峠をしっかり登り切れてロングライドでもノートラブルで走れる実用性がある」

というのが1年使った正直な評価です。

🚗 変速フィーリングの差:シマノは「CVT」、L-TWOOは「マニュアル/AT」

変速の感触を自動車に例えるなら、非常に分かりやすい違いがあります。

  • シマノ(105やアルテグラ): 「カチッ、ヌルッ」と繋がり、まるで無段変速(CVT)のようにストレスなくギアが変わる。
  • L-TWOO RX: 「カチッ、ヨイショ」としっかり1段ずつ段階を踏んで変速する、マニュアル車やAT車のようなステップ感。

素人調整という面もありますが、スムーズさの絶対評価ではシマノに一段譲ります。

しかし、1年間乗り込んでチェーン落ちや異音トラブルが起きたことは一度もありません。

ヤビツ峠のような激坂を登り切る際も、まったく問題なくしっかり変速してくれました。

🖐 カンパニョーロ風の「サムシフター」操作と改善されたアクセス性

L-TWOOの変速操作は、カンパニョーロに非常によく似た設計になっています。

  • ワイヤー巻き取り(シフトアップ/ダウン): ブレーキレバー内側のレバーを操作
  • ワイヤーリリース(逆方向): ブラケット内側にある親指操作の「サムシフター」を押す

旧型のL-TWOO製品では「下ハンドル(下ハン)を握った時に親指がサムシフターに届かない」という課題がありましたが、私が購入したモデルでは設計がアップデートされており、下ハンを握った状態でも親指がしっかり届いて操作可能になっていました。

下ハンスプリントの場面でも不安はありません。

3. ヤビツの下りでも安心!油圧ブレーキの制動力と「気になるレバーの遊び」

ディスクロードにおいて最も妥協できないのが「ブレーキ性能」です。

過去にシマノのMTB用ハイエンドブレーキ「XT」を使用していた経験もある私ですが、L-TWOO RXの油圧ブレーキは「カチン」と力強く効く高い制動力を持っています。斜度のきがきついヤビツ峠の長くて長い下り坂でも、指が疲れることなく安心して下り切ることができました。

⚠️ 唯一の留意点:レバーの「遊び」が大きめ

制動力自体には一切不満がありませんが、フィーリング面での注意点が1つあります。

しっかりとブリーディング(オイルのエア抜き)を行って空気を完全に抜いた状態であっても、「レバーの引き始めの遊び(空転領域)がやや大きい」という特徴があります。

「軽く触れただけで即座に効き始める」というよりは、「少し奥までレバーを握り込んだポイントからガツンと効く」フィーリングです。

ここは好みが分かれるポイントですが、慣れてしまえばコントロール性に問題はありません。

4. 握りやすい細身ブラケットと、DIY組み付け・ブリーディングのリアル

自分でパーツを組む「バラ完・載せ替え派」のサイクリストに向けて、ブラケットのフィーリングと組み付け難易度をお伝えします。

🖐 日本人の手に馴染む細身のブラケット形状

ブラケットフードの形状は、シマノの油圧ディスクレバー(105等)と比較しても一回り細身に作られています。

手が小ぶりなサイクリストや、握り込みやすさを重視する方にとっては、シマノ以上にフィット感が良く感じるはずです。

🔧 組み付け・調整の難易度(説明書なしバルク品の場合)

今回私が購入したのは箱や取扱説明書が付かない「バルク品」でしたが、ディレイラーの調整ボルト(六角レンチ使用)や変速の基本ロジックはシマノとほぼ共通です。

  • 変速調整: シマノはある程度大雑把でも変速してくれますが、L-TWOOは調整がややシビアです。納得のいく変速に追い込むまでは、少し根気よくミリ単位で調整を繰り返す時間が必要です。
  • 油圧ブリーディング: 初めての作業でしたが、レバー上部に専用のエア抜き用ポート(穴)が設置されているため、スムーズ作業できました。オイルも手に入りやすい「シマノ純正ミネラルオイル」がそのまま使用可能なため、手順を踏めば初心者でも問題なくDIYできます。

5. 結論:L-TWOO RXはこんな人なら絶対に「買い」!

1年間じっくり使い込んできた結論として、L-TWOO RXの向き・不向きはハッキリ分かれます。

⭕ こんな人には「最高の買い(コスパ抜群)」!

  • 予算を限界まで抑えて「12速&油圧ディスクブレーキ」を手に入れたい人
  • 愛用のリムブレーキ車(機械式ブレーキ)をそのまま低予算で12速化したい人
  • 自分でワイヤー調整やブリーディングなどの試行錯誤(DIY)を楽しめる人
  • シマノより一回り細いブラケットで握りやすさを求めたい人

❌ こんな人には向かないかも……

  • シマノ特有の「一切のストレスがない極上の変速タッチ」を求める人
  • 自分で細かい調整をするのが苦手で、ショップにお任せしたい人

🚀 次なる展開:12万円台の名車「CARRERA SL1」への移植へ!

1年間の実走(ヤビツ峠等)を通じて、性能・耐久性・安全性ともに信頼できるコンポであることが十分に証明できました。

そのため、私自身はこのL-TWOO RXを、先日奇跡的な破格(12万円台)で手に入れたイタリアの名門フレーム「CARRERA SL1」へ載せ替え、今後のメイン機材として末永く愛用していく予定です!

「予算は抑えたいけれど、12速の走りを手に入れたい」

「リムブレーキのまま12速化したい」

という方は、ぜひアリエクでのコンポ選択肢として「L-TWOO RX」をチェックしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました