近年、ロードバイク市場において、シマノやスラムに次ぐ存在として注目を集めているコンポーネントブランド**「SENSAH」**。
2010年代後半からロードバイクコンポ市場に参入し、その高性能と低価格で多くのサイクリストを魅了しています。
本記事では、SENSAHコンポの特徴から、互換性やメリット・デメリット、おすすめモデルまで詳しく解説します。
またアジア系新興ロードバイクメーカー完成車を購入するとスタンダードでアッセンブルされていることも多いコンポメーカーです。
- この記事を書いた人
- 自転車店で7年勤務経験あり
- 実店舗・インターネット店舗での実務経験がある為、インターネット購入についても詳しい
- 過去にはラピエールのゼリウス(スラム フォース装備)やBHのウルトラライト(シマノ Di2装備)などのロードバイクの所有経験あり
SENSAHコンポの3つの特徴
シマノ・スラムとの互換性
SENSAHコンポは、シマノやスラムと互換性のあるコンポであることが、その普及の大きな要因となっています。
そのため、既存のフレームやパーツと組み合わせることができ、アップグレードもしやすいというメリットがあります。
コストパフォーマンス
SENSAHコンポは、シマノやスラムと比較すると圧倒的に低価格です。
そのため、エントリーモデルのロードバイクや、コストパフォーマンス重視のサイクリストに人気があります。
豊富なラインナップ
SENSAHコンポは、シフトレバー、前後ディレイラーがラインナップされています。
スプロケット、チェーン、ブレーキはラインナップされていないのですが、シマノやスラム製のコンポ、サードパーティ製のパーツが使用できる場合が多いので、自分のニーズに合ったコンポを選ぶことができます。
SENSAHコンポのメリット・デメリット
メリット
- シマノ・スラムと互換性がある
- コストパフォーマンスが高い
- 12速コンポーネントまでラインナップ
デメリット
- シマノ・スラムと比較すると若干性能が劣る
- 日本国内では取り扱いしている店舗が少なく、専門店でも調整を行っていない場合もある
SENSAHコンポの代表モデル
SENSAHコンポには、様々なモデルがあります。
ここでは、特に人気のある代表モデルをいくつかご紹介します。
- EMPIRE PRO: 12速ロードバイクコンポ。軽量かつ高性能なフラッグシップモデル
- SRX PRO: 11速ロードバイクコンポ。コストパフォーマンスの高いミドルグレードモデル
SENSAHコンポの評価
SENSAHコンポは、その低価格とシマノやスラムとの互換性から、近年アジア系新興ロードバイクメーカー製ロードバイクの完成車に多く付属するようになっています。
性能面では、シマノやスラムに及ばない部分もありますが、近年その差は縮小しており、価格以上の価値を提供しているという評価も得ています。
まとめ:SENSAHコンポはアジア系新興ロードバイクに搭載される注目パーツ
近年、アジア系新興ロードバイク完成車に多くアッセンブルされているのが、SENSAHコンポです。
シマノと互換性があり、アップグレードもしやすいことから、順次コンポグレードを上げていく場合にもおすすめです。
経済的な負担を抑えながら、段階的に理想のコンポーネントへと換装していくことができます。
しかし、現時点では日本国内での取り扱い店舗が限られているため、メンテナンス面で不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、近年ではYouTubeにてSENSAHコンポの取扱・メンテナンス動画がアップロードされており、情報収集も容易になってきています。
SENSAHコンポは、コストパフォーマンスの高いロードバイクコンポーネントとして注目されています。
シマノ互換性やアップグレードのしやすさ、そして充実した情報環境などを活かし、ぜひあなただけのロードバイクを組み上げてみてはいかがでしょうか?
このブログではアジア系新興ロードバイクに興味を持ったあなたに最適なロードバイクを紹介できるよう、日々発信していますので、他の記事も是非お読みいただけると嬉しいです!