セール時なら1万円以下!サンティックのダイヤル式ビンディングシューズ「WS23041」をレビュー!

レビュー

いつも通り土曜日の朝、ロードバイクに乗るぞとしっかりサイクルジャージに着替え、ビンディングシューズのラチェットを締め付けていると「パチン!」と嫌な音が…。

よく見てみると締付バンド側が切れていました…。

その日はなんとか乗れないかと考えたものの、締め付けられないビンディングシューズではうまくクランクを回せないことはわかりきっていたので、乗ることは断念しました。

これまで使用していたビンディングシューズは10年前のDMT製なので、経年劣化で壊れるのも仕方がないですよね。

そこで今回は、ネット通販で購入できる「サンティック WS23041」という、セール時なら1万円以下で購入できるダイヤル式ビンディングシューズを紹介します。

実物画像も用意しましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

  • この記事を書いた人
  • 自転車店で7年勤務経験あり
  • 実店舗・インターネット店舗での実務経験がある為、インターネット購入についても詳しい
  • 過去にはラピエールのゼリウス(スラム フォース装備)やBHのウルトラライト(シマノ Di2装備)などのロードバイクの所有経験あり

「サンティック WS23041」を購入した理由

サンティックといえばAmazonを始め、ネット通販で購入できるコスパの高いサイクルアパレルブランドとして有名ですよね。

そんな私も、何着かウェアを所持していて品質もしっかりしているので、シューズも信頼できるだろうと思いました。

また後述しますが、SPD-SLクリートを使用できるよう3穴専用ということが一番の購入の決め手でした。

商品情報

  • カラー展開:ブラック・ホワイト・ゴールド
  • サイズ展開:23.0・24.5・25.0・26.0・26.5・27.0・28.0
  • 締め付け方法:ダイヤル式(片側1ヶ所)

「サンティック WS23041」のサイズ感

シマノのようにワイド設計ではない

シマノ製のシューズは日本人の足の形に合うよう、幅が広く、甲高な設計になっています。

しかし、サンティック製のシューズはヨーロッパやアメリカのメーカーが製造するような幅が狭く甲も低めの設計になっています。

そのため、普段、シマノ製のシューズや幅広、甲高なシューズを履いている場合は、ワンサイズ大きめを選ぶことをおすすめします。

また2024年11月現在、Amazonの商品画像欄にサイズ表記が掲載されていますが、JP表記はハーフサイズからワンサイズ小さいように思われます。

他メーカーからの買い替えの場合はJPサイズではなく、EURサイズを参考にしたほうがいいかもしれません。

「サンティック WS23041」のおすすめポイント

SPD-SL等の3穴クリート専用設計

Amazonなどの通販サイトで購入できる低価格のビンディングシューズは、ロードバイクで主に使用される、SPD-SL等のクリートを3穴で固定するタイプと、主にマウンテンバイクで使用される、SPD等のクリートを2穴で固定するタイプのコンパーチブルになっていることが多く見られました。

一見、便利そうに見えるのですが、レビューを見てみるとSPD-SL等の3穴クリートを取り付けると、鑑賞して取り付けに難があったり、履いたときに使用していない2穴部分が足の裏に違和感をもたらすようでした。

私の場合はSPD-SLでしか使用しないため、3穴のみの「サンティック WS23041」が都合がよく、実際に使用してみても、ストレスはありませんでした。

ソールが硬すぎない

壊れてしまったDMTのビンディングシューズはソールがカーボンではありませんでしたが、硬い樹脂でできていて、履いていると硬さからか足のしびれが出ることがありました。

しかし「サンティック WS23041」はクリート取り付け位置以外はラバー素材でできていて、今のところ変な疲れやしびれは起きていません!

時間を競わない、ポタリングやロングライドでは最適なソールの硬さだと思います。

ダイヤルが一つで調整しやすい

ダイヤル一つで調整を行える点も私が「サンティック WS23041」を選んだ大きな理由です!

同じダイヤル式でも甲上の部分とつま先側が別々のダイヤルでそれぞれ調節することによって、細かく締めつけ量を決められるシューズもあります。

しかしそれだと、左右で計4回もダイヤルを回す必要があり、少し面倒かな…と思い、片側に1つで左右計2つのタイプを選びました。

実際に履いてみて、ダイヤルが少ないからと言って、シューズ内で締めつけが甘い、逆に締めつけすぎていると感じる部分はないですし、均等に締めつけられていると感じます。

見た目がシンプル

Amazonなどのネット通販サイトで低価格なビンディングシューズを見ていると、派手なデザインやカラーリングを施しているシューズが多く見られます。

しかし「サンティック WS23041」はSHIMANOなどのブランドメーカーと同じように、現在はやっているシンプルで履いていても悪目立ちしないデザインです。

定番のホワイトとブラック、少し大人なカラーのゴールドの三色で選びやすいカラー展開ですね。

「サンティック WS23041」のデメリット

サイズ選びが難しい

サイズ選びは通販で靴を購入するときに非常に悩ましいポイントだと思います。

特に「サンティック WS23041」は実店舗での販売は行われていないと思いますので、事前に試着して購入することができません。

サイズ感の項目でも書きましたが、JPサイズ表記はハーフサイズからワンサイズ小さく感じるため、他メーカーからの買い替えの場合はEUR表記を参考にしたほうがいいと思います。

また初めて購入される場合でJPサイズを参考にするときは、いつも履いている靴のハーフサイズからワンサイズ大きめを購入されるといいでしょう。

レースなどのシビアなシーンには向かない

まずソールや柔らかく、コンマ1秒を争う場合にペダリングからの入力が僅かに遅れる可能性があります。

また調整ダイヤルも片側1つしかついていないため、レースでは甲の部分とつま先の部分で少し締めつけ量を変更したい場面も出てくると思いますが、それもできません。

ただ、この価格帯のビンディングシューズを買う場合、そんなシビアな場面で使用することは想定していないと思いますので、あまり大きな問題にはならないかな…?

まとめ【ファンライドには最適です!】

いかがでしたか?

私はSHIMANOやDMTのシューズを使用してきましたが、「サンティック WS23041」はそれに引けを取らない性能や快適性を感じています。

どちらかというと、快適性に重きをおいているビンディングシューズだと思いますので、初めての一足でポタリングやロングライドをメインに行なっているライダーにおすすめなビンディングシューズです!

「サンティック WS23041」の実物画像

ブラックカラーのロゴはブラックアウトで控えめとなっています。

通気孔も多く、夏場も蒸れることは少なそう。

低価格なビンディングシューズですが、インナーソールにもロゴが。

サンティックのこだわりを感じます。

ソール面はクリート取り付け位置以外はラバー素材となっています。

クリート取り付け位置は樹脂製。

実際に履いてみるとシンプルで快適性も高く、お気に入りの一足になりました。

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